牡丹は過ぎましたが、芍薬がシーズンです。基本的な撮り方は変わりません。上手くデータを生かし美しい花を撮って下さい。
金沢八景の伊藤博文金沢別邸の牡丹園です。撮影データをご参考下さい。1/1250、F4.2、55ミリ相当、+0.3白い色を白く見せるには少し+補正します。大輪ですから心持ち引きます。花びらを潰さないようにギリギリのオーバー露光にします。
珍しい黒い牡丹ですが非常に難しい色で、補正抜きで撮る事は不可能です。1/320、F4.4、66ミリ相当、-0.7。この5枚ともフラッシュを強制発光しています。明暗の差が強過ぎるので影を少しでも薄くしませんと花がお釈迦に成ります。
牡丹園ではありがちなのですが距離が遠い場合です。ボタン色が濃く此れもマイナス補正します。1/125、F4.8、236ミリ相当、-0.7。影が目立ちますがこうしませんと色が薄くなり大失敗作品と成ります。
栽培が最も難しいとされます黄色い牡丹です。此処の職人さんは一流であるとの証明。白から見ると簡単ですが、+に掛けますと色が飛んでしまいます。1/800、F4.8、120ミリ相当、±0花びらの分かる範囲で最大限明るく撮るようにしています。
とても撮り易く歓迎のピンクです。影を弱め、艶のある質感を出します。1/1000、F3.7、35ミリ相当、±0牡丹も咲き始めは真上から、盛りは斜め上からにアングルを変えます。咲いた花のボリュームがアップしているためです。