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キャンパスの華、真弓との最初の出会いは、大手の学習塾に彼女と友人の二人が新しく入ってきたことに始まります。この時の学習塾での過ごし方が大きな人生の岐路に成り、長く23年間身を置くようになったことに成ります。当時の神奈川県内最大手は、山手英学院。今は、中高の一貫校の山手学院の前身で浜の有隣堂書店の親類がやっている学校です。

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自分の行って居たのは、その次の二番手で現在も健在です。元海軍兵学校出の学院長と陸軍士官学校出の先生も居る厳しい塾でした。ただ元々は、戦後追浜中学の英語の先生ですから、どうしても学校の延長上のあるような運営でした。効果抜群で、学力は見る見る上達し、進学実績の抜群の強さから生徒数も多かったです。


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そこで院長先生が、今度入った◎◎真弓と◎◎美江子だよと他の先生に可愛い子だろう。と紹介され、わがクラスにそんな可愛い子が居るのかと思い注意するようになりました。何となく癖のある顔がそれほどとは思いませんでした。むしろ近くの友人は美江子が好みだと言って居ました。

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そんな真弓を最初に学校で気付いたのは、何と1年7組の学級内。隣の隣の前に居たのが真弓で、こちらでも塾にあの可愛いと言われた子だ気付いた。向こうも同時に分かったらしく◎◎君。アハハハ・・・・。と見ながら大笑い、まさに以心伝心でした。後から真弓がクラスメイトに言って居たのが、入学式の時に席が隣だったとのことでした。

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小学校時、素敵な由美子のことが好きでその頃は、彼女より可愛い子が居るとも思えなかった。友人が言うには中学高校に行けば、あの子よりもかわいい子が沢山いるから簡単に忘れられるよと言って居ました。それは嘘でした。学生時代の相手探しは数十から数百。掃き溜めの弦は、そう簡単に見付るものではなく可愛い者は一生可愛いのです。

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自分の行った中学は学年450人以上のマンモス校。分校が二校ありそれぞれ独立して4~5クラスの中規模校です。今は当時と同じ学区に5つの学校がありその中でもピカ一の女子・男子は、どこの誰かはすぐに分かってしまうほどでした。一番人気のあったのが真弓で誰もが周知の事実でした。綺麗と言うより物凄く持てるタイプです。

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背は高い方で中肉中背でややグラマー。勉強はさほどではないが、運動神経抜群で何をしても上手。私の好みは、やや痩せ形で勉強の非常にできる子です。当時の女子から言わせると私は非常に気難しく近づき難い存在。好みで在っても振り向いてくれないタイプなのだそうです。そう言う人居てもなかなか捉えられないので物心がつくと諦めるそうです。


後書き